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  • 2018.02.25 Sunday
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高周波多段増幅の誘惑

いわゆるラジオ(中波AMラジオ)の回路構成には大別してスーパーヘテロダイン(以下スーパー)とストレートの二つがあって、一般にスーパーのほうが(特に選択度の点で)性能を出しやすいということで市販の製品のほとんどがスーパーなのですね。

大昔は局数もさほどなかったので、ストレートでも実用になった時代があって当時の回路を眺めていると今ではちょっと採用しないようなものもあります。

その一つ、高周波多段増幅。2-V-1 とか 3-V-1 とか。検波前の信号レベルを稼ぐことで、S/N比を改善しようというものです。問題点は極間容量の働きで発振しやすいことで、先人は逆相の信号を入力側に戻すことでこの問題を解決しました(いわゆる中和、ニュートロ)。
また、同じ多段増幅でも同調回路を固定しておける中間周波増幅(設計にもよるが一応高周波、です)と違って、検波前ともなれば選局機構(ほとんどバリコン)の実装をどうするかという機械的制約も絡んできまして、結局その辺の手間ひまはコストに反映せざるを得ませんから、きちんと動作する高周波多段増幅付ラジオというのはかなりの高級機だった訳です。

半導体時代になると、低周波増幅段のS/N比が大きく改善したこと、デバイスの増幅度が向上して段数を増やさなくてもよくなったこと、等などあってほとんど忘れられた気配があります。
まあ、実際はICなんかは多段増幅そのものですから外から分からなくなっているだけ、ともいえます。さらに、中和によらず段間にディレイラインを用いることで発振を回避するという回路もあって、ページャの受信機ICに使われているようです(昔、雑誌で見たことがあるだけですが)
デュアルゲートFETは極間容量が少なくて発振しにくく、短波帯(3〜30MHz)くらいであれば2,3段の増幅回路は容易に組めました。ということで、この方法でラジオを実験してみるのも面白いかも、と目論んでいる次第。

さてさて。

何でこんなことを急に思いついたのかというと、今読んでいる小説にちょっことばかり言及があり、読んだ途端に僕の脳細胞が活性化して昔を思い出したから、に他なりません。


※Wikipeidaに記事がありました。高周波同調受信機 で検索してみてください。しかし、過去の事実に基づくのでいたしかたないとはいえ、受信機である以上(スペクトラム拡散通信に用いる場合は別として)同調させて使うのはどの回路形式でも当然ですから、多段増幅方式に特に冠するのもどうかと。

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